ヤバイ、こいつらファンキー過ぎる。
一度、知ったら頭から離れない。
今回は、爆速でHIPHOP界隈のユーザーを獲得してきたファンキー過ぎるスタートアップRap Geniusについてお届けします。
Rap Geniusとは?
Rap Geniusとは、ラップの歌詞を解説するという至ってシンプルなプロダクトです。
ラップの解説、注釈を投稿することに対する報酬として"ラップIQ"が与えられ、そのスコアは投稿者のハンドル名の近くに表示されます。インセンティブのシステムはこれだけ。すごくシンプルですね。
彼らは自らのサービスを、ラップのウィキペディアと称しています。
ファウンダー達がファンキー過ぎる!
ファウンダーは、Tom Lehman、Ilan Zechory、Mahbod Moghadamの3人。
シリコンバレーの名門アクセラレーターY Combinatorの卒業生で、YCのプログラムでは、最も順調にユーザーを獲得したチームのひとつであったと書籍『Yコンビネーター〜シリコンバレー最強のスタートアップ養成スクール〜』にて紹介されています。
このファウンダー達の特徴は、メディアに露出する際に必ずHIPHOP要素を取り入れてくるところ!全てにおいてファンキーで、一度彼らを見たら忘れられません。
↑物腰もめちゃくちゃファンキーで、対談中に即席のラップを披露してくれます。(15:00あたりからどうぞ)
↑Skype、Zynga、Pinterestなどに投資していたAndressen Horowizから1500万ドルを調達した優秀なチームです。(動画)
彼らのインタビューを見ていると、HIPHOPキャラは故意に演じているなと感じます(笑)、
スタートアップ界の藤森(オリエンタルラジオ)と言ったところでしょうか。
業績を急激に伸ばしているスタートアップのファウンダーは、良くも悪くもプロダクトと並行して露出が増えるものです。
Rap Geniusのメンバーのように、サービスに合わせて自分達のキャラを作り上げていく手法は、サービスを印象づける方法としては面白いかも知れません。(無論、露出することが目的になっては本末転倒ですが)
狙うのは次のウィキペディア?
彼らは、2013年4月27〜5月1日に行われたTechCrunch Disrupt NY 2013にて、サービスをラップ以外にも、ニュースやポエム、法律、コーランなどの専門的な分野に広げていくと発表しました。
確かに、現状のウィキペディアは広く浅くといった感じ。
それに対して、Rap Genius、Law Genius、Poetry Geniusは狭く深いウィキペディアとしてのポディションを確立できるのではないかと考えます。
今後も、世界で最もファンキーなスタートアップ、Rap Geniusから目が離せません。(そして、彼らの強烈過ぎる印象が頭から離れません。)